朝日杯フューチャリティーSを振り返ってみよう

ユタカサン、ゴメンナサイ

武豊騎手のJRA平地G1競争完全制覇を賭けた大一番、第67回朝日杯フューチャリティーSが阪神競馬場で行われた。

断然の1番人気に支持された武豊鞍上のエアスピネルが余力十分で他馬を突き放しにかかる所を、大外から猛追してくるキャロットファームの勝負服リオンディーズとM.デムーロがそれに待ったをかける結果となった。

レース展開

ゲートが開いて、まずはウインオスカー(鞍上・松山)が気合をつけて先陣を切り、それをショウナンライズ(鞍上・池添)とアドマイヤモナール(鞍上・田辺)が追走。シュウジ(鞍上・岩田)は、行きたがる気持ちを必死に抑えつつ、その先行集団を見ながらの競馬に。

エアスピネルと武豊は馬群全体のちょうど真ん中に位置し、スペースを前方に構えながら不利も受けにくく、何時でも仕掛ける事が出来る理想的な陣取り。

私には最高のレース展開に見えた。

3コーナー手前で最初に仕掛けたのがポールライトニング(鞍上・蛯名)だったが、それを機に後続集団が先頭集団を飲み込み、4コーナーに差しに掛かる。

覚醒

終始、後方からの競馬を余儀なくされたリオンディーズは、4コーナーに差し掛かってもまだ最後方。必死にもがいているようにも見えたが、それが間違いである事が明らかになろうとは思いもしなかった。

直線入口、ポールライトニングからのエスコートを喜ぶかのようなエアスピネルが、満を持してエンジン全開。明らかに他馬とは手応えの違うエアスピネルが武豊騎手の叱咤に応え、そして、ラストスパート。

しかし、外から目覚めたばかりの怪物の足音が一歩また一歩と近づいてくる。

やはり、エアメサイヤ(秋華賞)はシーザリオ(オークス、米オークス)に勝てない運命なのだろうか。新馬戦を勝ったばかりのシーザリオの仔、リオンディーズがM.デムーロ騎手と共にエアスピネルと武豊騎手を外から豪快に差しきって2歳王者に輝いた。

あとがき

んー、武豊ファンの一人としてはやっぱり悔しいですが、これが勝負の世界の厳しさでしょうか。個人的に、一番怖いと思っていたリオンディーズのスタートしてすぐの位置取りを見て、「これは豊騎手やった!」と思ったのですが、相手が強過ぎましたね。