阪神JFを振り返る

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ヤバい強さ

いやぁ、優勝馬ソウルスターリングですが、あの馬はヤバいです。

今年の2歳女王決定戦・阪神JFは1番人気ルメール騎手鞍上ソウルスターリング(美浦・藤沢和雄厩舎)が人気に応え、まずは一つ目のG1タイトルを難なく戴冠。

2着は2番人気リスグラシュー戸崎圭太騎手、3着は3番人気レーヌミノル蛯名正義騎手と入り、人気通りの結果で幕を閉じました。

藤沢和雄厩舎としては、2014年天皇賞秋・スピルバーグ以来のG1勝利となりました。

3代血統表 ソウルスターリング 牝2歳 2014年 青鹿 (千歳市)
Frankel
 2008年
Galileo
 1998年
Sadler’s Wells 1981年 (米)
Urban Sea 1989年
Kind
 2001年
Danehill 1986年 (米)
Rainbow Lake 1990年
*スタセリタ
 2006年 青鹿 (仏)
Monsun
 1990年
Konigsstuhl 1976年
Mosella 1985年
Soignee
 2002年
Dashing Blade 1987年
Suivez 1990年

今年が初年度産駆の父Frankelですが、

現役時代は通算成績14戦14勝(G1競走10勝)の歴代最強馬との呼び声も高く、歴史的名馬のダンシングブレーヴシーバードとも並び称されるほど。

そんな偉大な父を持つソウルスターリングですが、実際のレースでは評判以上の強さを魅せつけてくれました。

今回のレースの流れは、前半5F(1000メートル)通過タイムは58.8秒。昨年の前半5F通過タイムが58.7秒でしたのでペースとしては同じくらいでしょうか。

ただ、勝ち方としては前年度優勝馬とは全く異なりました。

メジャーエンブレムは同世代牝馬にこれでもかという圧倒感を与えて思いっきり実力差を魅せつけた勝ち方で正に「パワフル」でした。

一方のソウルスターリングの走りは非常に省エネで余裕のある勝ちっぷり、言うなれば「スタイリッシュ」になるのかな?

しかし、こんなに強いソウルスターリングに超えないまでも、肩を並べるくらいの同世代が今後現れるのでしょうか?

いや、現れてもらわないと面白くないですからねー、期待しましょう。

来年は逆転を

2着に終わったリスグラシュー戸崎騎手ですが、今回は運が無かったとしか言いようがないです。スタート直前に馬が前かがみになっ た所でゲートが開いて出遅れ。

この速いペースでは、内に入れる意味合いは少なく、ロスが大きなレースを強いられる事となってしまいましたが、最善の騎乗で連対を確保。

この馬も相当な可能性を持っているのは間違いありません。

あと、大外枠でありながら枠入りが最後入れではありませんでしたので、JRAにゲート難判定でも受けているのでしょうか?

それはともかくとして、同馬の理想の展開はゆったりとした発馬の長距離戦で本領発揮!といったところなのですかねー。

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その他のレース

国内の重賞戦

土曜日に阪神芝1800コースで行われたチャレンジカップでは、速いペースを3番手から追走した9番人気マイネルハニー柴田大知騎手が重賞初制覇を飾りました。

2着に5番人気ベルーフシュミノー騎手が、3着には11番人気ケイティーズプライド鮫島克駿騎手が入り大波乱の決着となりました。

3代血統表 マイネルハニー 牡3歳 2013年 鹿毛 (浦河町)
マツリダゴッホ
 2003年 鹿毛 (静内町)
*サンデーサイレンス
 1986年 青鹿 (米)
Halo 1969年 (米)
Wishing Well 1975年
*ペイパーレイン
 1991年 栗毛 (米)
Bel Bolide 1978年
Floral Magic 1985年
ブライアンハニー
 1998年 鹿毛 (浦河町)
ナリタブライアン
 1991年 黒鹿 (新冠町)
*ブライアンズタイム 1985年 黒鹿 (米)
*パシフィカス 1981年 鹿毛 (米)
ハスキーハニー
 1987年 鹿毛 (三石町)
ノーザンデイクテイター 1974年 鹿毛 (米)
クインリマンド 1973年 栗毛 (三石町)

前走の福島記念(G3・芝2000)ではマルターズアポジーのゆる~い逃げにお付き合いしてしまい持ち味を活かせなかった感じでしたが、

今回はダノンメジャーと小牧騎手が気持ちのイイ速いペースで先導してくれたので、マイネルハニーはお誂え向きな展開となりました。

個人的には大好きな持久力タイプの馬ですので、予想時にスルーしてしまったのはかなり悔しいですねー。柴田大知騎手には、もっと自信を持って乗ってもらいたいです。

阪神JFの裏、中山ダート1200コースで行われたカペラSでは、3番人気内田博幸騎手とノボバカラが逃走劇を完遂し勝利。ブロキオンSに続いての重賞2勝目を果たしました。

2着には2番人気ニシケンモノノフ横山典弘騎手、3着には1番人気コーリンベリー松山弘平騎手が入り、人気勢での決着でした。

3代血統表 ノボバカラ 牡4歳 2012年 栗毛 (新ひだか町)
アドマイヤオーラ
 2004年 鹿毛 (早来町)
アグネスタキオン
 1998年 栗毛 (千歳市)
*サンデーサイレンス 1986年 青鹿 (米)
アグネスフローラ 1987年 鹿毛 (三石町)
ビワハイジ
 1993年 青鹿 (新冠町)
Caerleon 1980年 (米)
*アグサン 1985年 青毛 (愛)
ノボキッス
 2003年 鹿毛 (静内町)
*フレンチデピュティ
 1992年 栗毛 (米)
Deputy Minister 1979年 (加)
Mitterand 1981年
*ライズキッス
 1995年 鹿毛 (米)
Dayjur 1987年 (米)
Take Lady Anne 1979年

最内からスタート、元大井所属の内田博幸騎手ノボバカラの絶対にハナは渡さん!

という姿勢に、大井所属の早田功駿(こうしゅん)騎手が遠慮したように見えた先行争いは見ていてちょっと面白かったですねー。

まぁ、そうは言っても、1枠1番馬に前半3Fを33.3秒で行かれたら外枠馬は行けませんよねぇ、流石に。

実力的にもメンバー中ではトップを争うノボバカラ内田騎手。このコンビの気迫ある騎乗に付いていける馬はもちろんおらず文句なしの逃げ切り勝ち。

積極策をとった松山騎手とコーリンベリー大野騎手とゴーイングパワーとは対照的に、

道中、脚を溜める騎乗で決勝戦手前、チョイ差し2ゲットを披露した名手横山典弘騎手ニシケンモノノフの味のあるレースにちょっとニヤリ。

まだまだ元気な関東ベテラン騎手のワンツーでした。

ラストランで二階級制覇!

阪神JFと同日同時間帯に行われた香港国際競争の4つのG1競走では、香港ヴァーズ(芝2400)ではサトノクラウンがG1タイトル初制覇となりました。

メインレースの香港カップ(芝2000)ではモーリスが昨年の香港マイル(芝1600)に続いて勝利。同馬は二階級制覇を果たし、引退レースを素晴らしい形での幕引きとなりました。

3代血統表 モーリス 牡5歳 2011年 鹿毛 (日高町)
スクリーンヒーロー
 2004年 栗毛 (千歳市)
*グラスワンダー
 1995年 栗毛 (米)
Silver Hawk 1979年 (米)
Ameriflora 1989年
ランニングヒロイン
 1993年 鹿毛 (千歳市)
*サンデーサイレンス 1986年 青鹿 (米)
ダイナアクトレス 1983年 鹿毛 (千歳市)
メジロフランシス
 2001年 鹿毛 (伊達市)
*カーネギー
 1991年 鹿毛 (愛)
Sadler’s Wells 1981年 (米)
Detroit 1977年
メジロモントレー
 1986年 黒鹿 (浦河町)
*モガミ 1976年 青鹿 (仏)
メジロクインシー 1981年 鹿毛 (伊達市)

共に美浦・堀宣行厩舎の管理馬であり、これはもう流石!と言わざるを得ませんねー。

ただ、個人的にはやっぱり鞍上が日本人ジョッキーではないというのが残念です。ですが、これは実力勝負・プロの世界なので仕方がない。

サトノクラウンをG1馬へ導いたモレイラ騎手、モーリスと共に最高のパフォーマンスを魅せてくれたムーア騎手には拍手を送りたいです。

3代血統表 サトノクラウン 牡4歳 2012年 黒鹿 (安平町)
Marju
 1988年
Last Tycoon
 1983年
Try My Best 1975年
Mill Princess 1977年
Flame of Tara
 1980年
Artaius 1974年
Welsh Flame 1973年
*ジョコンダ2
 2003年 鹿毛 (愛)
Rossini
 1997年
Miswaki 1978年 (米)
Touch of Greatness 1986年
La Joconde
 1999年
Vettori 1992年
Lust 1994年

期待していた武豊騎手&エイシンヒカリでしたが、パドック周回中に放馬してしまったらしくレース前に消耗してしまったのでしょうか。

ですが、現役最後のレースで一応は「らしさ」を見られて良かったです。

冠名「サトノ」がJRAのG1タイトルに加え、海外G1タイトルもゲットしてしまった今年の競馬界ですが、残りあと2週のみ。

気温も下がってきており、本格的な冬の到来で寒さがキツくなってきましたがすが、懐の寒さだけはなんとか凌ぎたいですねー。

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今週の重賞登録馬

今週は2歳王者決定戦のG1競走・朝日杯フューチャリティS(G1)と、

前日、中山芝1800コースで争われる牝馬限定の重賞競走・第2回ターコイズSの二つの重賞競走が行われます。

朝日杯FSはお先にサックリ血統分析を書きましたのでよろしければどうぞ。

ターコイズSの登録メンバーを見てみますと、

1番人気になりそうなのは、たぶん5歳牝馬マジックタイムになるのでしょう。ただ、ハンデ戦なので斤量によっては他馬に人気を譲る可能性も十分ありそう。

実績古馬牝馬勢レッツゴードンキカフェブリリアント、休養明けレッドオリヴィア。3歳勢ダイワドレッサーアットザシーサイドクロコスミアが有力でしょうか。

第68回朝日杯FS(G1) 第2回ターコイズS(重賞)
賞金 馬名 賞金 馬名
2900 2 モンドキャンノ 6400 6 ウリウリ
2050 2 トラスト 6050 5 マジックタイム
1950 2 レヴァンテライオン 5900 6 カフェブリリアント
1850 2 ミスエルテ 4300 6 ウキヨノカゼ
1200 2 レッドアンシェル 4060 4 レッツゴードンキ
1200 2 リンクスゼロ 3200 6 アルマディヴァン
1200 2 アメリカズカップ 2800 7 ゴールデンナンバー
1150 2 ボンセルヴィーソ 2450 7 フレイムコード
1050 2 ダンビュライト 2400 3 エテルナミノル
1000 2 ダイイチターミナル 2350 5 マイネグレヴィル
900 2 ブルベアバブーン 2325 5 ペイシャフェリス
900 2 ビーカーリー 2300 3 ウインファビラス
900 2 タガノアシュラ 2250 6 オツウ
900 2 サトノアレス 2200 7 ヤサカオディール
400 2 マテラレックス 2150 3 ビービーバーレル
400 2 ヒロシゲグローリー 2150 3 エンジェルフェイス
400 2 トリリオネア 2045 5 サンソヴール
400 2 トーホウドミンゴ 1950 3 クロコスミア
400 2 サングレーザー 1950 3 アットザシーサイド
400 2 クリアザトラック 1850 3 ダイワドレッサー
400 2 アシャカリアン 1550 6 ブライトチェリー
        1500 3 オーヴィレール
        1350 5 レッドオリヴィア
        1300 5 マラムデール
        1200 5 ウエスタンメルシー

 

本日はここまで。