先週の競馬を振り返る

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エリザベス女王杯

イギリスのEU離脱、アメリカファーストを謳うドナルド・トランプ大統領爆誕と世界では何か時代がグローバリズムからナショナリズムへ大きく動いているような気がする昨今。

第41回エリザベス女王杯を制したのは、単勝3番人気に支持された父マンハッタンカフェクイーンズリングM.デムーロ騎手でした。

2着には12番人気の父マンハッタンカフェシングウィズジョイルメール騎手が入り、3着には2番人気父ディープインパクトミッキークイン浜中俊騎手が辛うじて滑り込みました。

3代血統表 クイーンズリング 牝4歳 黒鹿 (千歳市)
マンハッタンカフェ
 1998年 青鹿 (千歳市)
*サンデーサイレンス
 1986年 青鹿
Halo 1969年
Wishing Well 1975年
*サトルチェンジ
 1988年 黒鹿
Law Society 1982年
Santa Luciana 1973年
アクアリング
 2005年 鹿毛 (千歳市)
Anabaa
 1992年
Danzig 1977年
Balbonella 1984年
*シーリング
 1990年 鹿毛
Bering 1983年
Blue River 1980年

父マンハッタンカフェのワンツーフィニッシュと、「女王」が付く馬名の馬が馬券圏内に両方入るという、何か出来過ぎのような結末でサイン馬券派は大歓喜でしょう。

私としても運よく的中してしまい、予想としてはとりあえず満足でした。

しかし、最初の1コーナーで色々あったみたいですねー。

連覇を目指した1番人気のマリアライト鞍上の蛯名正義騎手の身体が大きく仰け反り崩れそうな感じの最初の第1コーナーカーブ。レース後のインタビューでもその事を強く語っていたようです。

ペースも前半5F(1000メートル)通過タイムが61.8秒と昨年より1.1秒も遅いスローの流れで、しかも決着タイムは昨年より2秒速いというレースでした。

どちらにしろ母父キングマンボ系パワー型のマリアライトでは対応出来なかった、勝ち負けは難しかったのでは?と個人的には思いましたがどうでしょう。

次走は有馬記念なのでしょうけれど、そちらで期待します。

武蔵野ステークス

昨年の2着馬が斤量1キロ減でありながらまさかの8番人気の低評価。それを覆す強い勝ち方を魅せたのは父ケイトホームタガノトネール田辺裕信騎手でした。

2着には父ゴールドアリュールゴールドドリームM.デムーロ騎手。3着には父プリサイスエンドカフジテイク津村明秀騎手の出遅れから怒涛の追い込みが上位に届きました。

3代血統表 タガノトネール セ6歳  鹿毛 (新冠町)
*ケイムホーム
 1999年 黒鹿 (米)
Gone West
 1984年
Mr. Prospector 1970年
Secrettame 1978年
Nice Assay
 1988年
Clever Trick 1976年
In Full View 1983年
タガノレヴェントン
 2006年 鹿毛
キングカメハメハ
 2001年 鹿毛
Kingmambo 1990年
*マンファス 1991年
フィバリッシュ
 2000年 鹿毛
*トニービン 1983年
*ヘバ 1987年

しかし、この重賞が「G3」というのがいつも不思議に感じるぐらいのレベルの高いレースが毎年繰り広げられていますが、今年もそれに違わぬ位な見応えを感じましたねー。

同じ「重」馬場で行われた今年のフェブラリーS(G1)の決着タイムを0.2秒上回るレコード決着となり、非常に厳しい地力を問われるレース展開・流れとなりました。

毎年、父ミスプロ系が強いレースですが、今年はそれがより色濃く出ており、1着と3着は父ミスプロ系×母父ミスプロ系、2着にはハイペースに強い父ゴールドアリュールと血統分析通りの決着。

特に3着のミスプロ系派生フォーティナイナー系父プリサイスエンドはこれまでスローペース寄りで良い結果を出しているという血統分析から、カフジテイクの追い込み一辺倒の脚質がプラスに働いているような印象ですね。

もちろん、そのような極端な脚質ですので、どうしても着狙いっぽい競馬になってしまいます。勝ち切るには展開の助けが必要になりますが、今後の活躍に期待ですねー。

※着狙いとは、1着・優勝は二の次で、確実に賞金圏内の5着以内に入ろうとする騎乗・戦法。ただ、単勝勝負だと腹立たしくなる半面、複勝勝負だとチョット安心して見られる(笑)

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その他のレース

福島記念(G3)は父ゴスホークケン4歳牡馬マルターズアポジー武士沢友治騎手と共に見事なマイペースでの逃げ切り、同馬、そして同父産駆としても初重賞制覇を達成。

武士沢騎手としては、2008年新潟記念(G3)アルコセニョーラ以来の嬉しいの重賞勝ちとなりました。

3代血統表 マルターズアポジー 牡4歳 鹿毛 (新冠町)
*ゴスホークケン
 2005年 黒鹿 (米)
Bernstein
 1997年
Storm Cat 1983年
La Affirmed 1983年
Allthewaybaby
 2000年
Grand Slam 1995年
Lustily 1991年
*マルターズヒート
 2001年 栗毛 (米)
Old Trieste
 1995年
A.P. Indy 1989年
Lovlier Linda 1980年
Heat Is On
 1996年
Sunshine Forever 1985年
Barbs Dancer 1971年

戦前の展開予想ではマイネルハニーとの逃げ争いでペースが速くなりそうな感じでしたが、同馬鞍上柴田大知騎手は先行争いからあっさり退き番手競馬を選択。

結局、この10年の同重賞では最遅の5F通過タイム61秒という予想外のスローの流れで進行する羽目に。これが競馬の面白さですねー。

これでは2着3着4着、1番人気ゼーヴィエント、3番人気ダイワドレッサー、2番人気マイネルハニー等の3歳勢は直線で差を縮めるのがやっとという結果となりました。

もう1頭の3歳馬でホンメー馬のプロフェットは道中最後方付近で良い汗をかいた事でしょう。

デイリー杯2歳S(G2)は福永祐一騎手の年間100勝目を飾るに相応しい(?)重賞勝ちをジョーヌエコールと共に決めちゃいました。個人的には「持ってる」福永騎手はあまり見たくないですねー。

ただ、勝ったジョーヌエコールは着差以上に余裕のある勝ち方で、現時点ではこの出走馬の中で1枚ぐらい力が抜けていた様に思います。

3代血統表 ジューヌエコール 牝2歳 鹿毛 (安平町)
*クロフネ
 1998年 芦毛 (米)
French Deputy
 1992年
Deputy Minister 1979年
Mitterand 1981年
Blue Avenue
 1990年
Classic Go Go 1978年
Eliza Blue 1983年
ルミナスポイント
 2003年 青鹿
アグネスタキオン
 1998年 栗毛
*サンデーサイレンス 1986年
アグネスフローラ 1987年
*ソニンク
 1996年 黒鹿
Machiavellian 1987年
Sonic Lady 1983年

今年の2歳勢は強い牝馬が続々と出てきますね。今年の阪神JF(G1)はもとより、来年の牝馬クラシック戦線が非常に楽しみになってきました。

牡馬ももっと頑張れ~!

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今週の重賞登録馬

今週はG1競走マイルチャンピオンシップ(G1)、東京スポーツ賞2歳ステークスの2つの重賞レースが行われます。

マイルCSはお先にサックリ血統分析を書きましたのでよろしければどうぞ。

さて、2歳戦の東京スポーツ杯2歳Sでは、父スクリーンヒーローの新たな新星トラストが地方所属からJRA所属のなってから満を持しての登場。

それを迎え討つのが、

サウジアラビアRC(G3)を快勝した父バトルプランブレスジャーニー、デビューから2連勝で芙蓉S(2歳オープンクラス)を勝利した父ルーラーシップキングズラッシュ

新潟2歳Sではラスト3F(600メートル)を32.9秒で2着まで追い込んできた父プリサイスエンドオーバースペック岩部純二騎手が40歳にして初重賞制覇のチャンスだ!

と、なかなかのメンバーで今週も楽しみです。

マイルCS(G1)京都芝1600・東京スポーツ杯2歳S(G3)東京芝1800
賞金 馬名 賞金 馬名
15450 7 ディサイファ 2050 2 ブレスジャーニー
14550 8 ダノンシャーク 2050 2 トラスト
12560 8 スノードラゴン 1200 2 キングズラッシュ
12375 5 ミッキーアイル 1000 2 オーバースペック
10000 7 クラレント 480 2 ワカコマタイヨウ
9550 7 フィエロ 400 2 ローズプリンスダム
9300 5 サトノアラジン 400 2 ムーヴザワールド
9125 5 イスラボニータ 400 2 マイネルエパティカ
8150 7 サンライズメジャー 400 2 フクノクオリア
7700 8 ダコール 400 2 スワーヴリチャード
7050 3 ロードクエスト 400 2 ジュンヴァリアス
6050 5 マジックタイム 400 2 ショワドゥロワ
6025 4 ヤングマンパワー 400 2 エルデュクラージュ
5950 5 ネオリアリズム 400 2 エトルディーニュ
5750 6 ウインプリメーラ        
5425 5 サトノルパン        
5300 7 テイエムタイホー        
4200 5 ガリバルディ        

 

本日はここまで。