先日、JRAより来年度(2017年度)の開催日程、および重賞競走等の変更点が発表されました。

個人的に注目した大きな変更点は以下の三つです

  1. 大阪杯のG1昇格(確定)
  2. 金鯱賞の施行時期の変更
  3. ホープフルステークスのG1昇格(予定)と12月28日施行

大阪杯のG1昇格(確定)

この話題は以前の記事(大阪杯G1昇格と他もろもろ)でも触れたように、個人的にはポジティヴに受けとってはいたんですよねー。

ただ、現在の施行時期のままで、ただ昇格するだけだと中途半端と言うか、現春の中・長距離路線体系の競馬ファンが長年馴染んできたモノが瓦解してしまうのでは?との思いも募ってきました。

気になっていた阪神大賞典(G2)と日経賞(G2)の日程は現行維持の模様。

3月第3週目に阪神大賞典、同第4週目に日経賞、そして翌週の4月第1週目に大阪杯(G1)施行という事で、両重賞への出走予定馬は基本的に「大阪杯へは出走しない」陣営に限られてきます。

秋競馬の「毎日王冠・京都大賞典」 → 「天皇賞(秋)」 → 「エリザベス女王杯・マイルCS・ジャパンカップ」 → 「香港遠征・有馬記念」という鉄板古馬路線のように上手くはいきませんね。

「京都記念・中山記念・金鯱賞」 → 「ドバイWC・大阪杯」 → 「香港遠征・天皇賞(春)」 → 「宝塚記念」という路線と、「阪神大賞典・日経賞」 → 「天皇賞(春)」 → 「宝塚記念」という棲み分けになるのかなー、やっぱり。

チョイとゆとりを

そういえば、大阪杯と天皇賞(春)、そして宝塚記念と三連勝した馬には懸賞金を出すって話がありました。これは、秋の天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念の三連勝と同じようです。

大阪杯が来年からG1に昇格!天皇賞・春、宝塚記念と春の中長距離G1の3連勝馬に褒賞金も ヤフーニュース(スポーツ報知)

そう考えるとやはり、「大阪杯」 →4週間→ 「天皇賞(春)」 →8週間→ 「宝塚記念」の間隔はもう少しバランスを良くして欲しいですし、ついでに「ヴィクトリアマイル」 →3週間→ 「安田記念」は、間隔が微妙に狭い気がします。

だったら、この「ヴィクトリアマイル」と「天皇賞(春)」のチェ~ンジすれば良いじゃないか。

そうすれば、「大阪杯」 →6週間→ 「天皇賞(春)」 →6週間→ 「宝塚記念」の主流路線化が現実味を帯びてきますし、「高松宮記念」 →5週間→ 「ヴィクトリアマイル」 →5週間→ 「安田記念」と、なんだか見栄えが心地よい。

本音を言えば、天皇賞(春)は阪神の芝三二コースを開放して開催して欲しいのだけれど、現状の施行時期だとかなり難しそうですね。一週目は外回りコースを通って、二週目は内回りコースとか、もうねー、見たい!

ボランチ金鯱賞

金鯱賞(G2)が再び春競馬に戻ってくるそうです。

以前は春のグランプリ宝塚記念へのステップとしての重要な役割を担っており、ここぞという時にしっかり本番に有力馬を放り込んで来る素晴らしい働きを披露していました。

大阪杯をG1昇格に導く為、あえて春競馬から見姿を隠したその裏を取る動きで、冬競馬へ移籍。今度はグランプリ有馬記念へ有力馬を堅実に放り込んで来る、仕事人・金鯱賞。

諸事情に詳しいJ.アルウェーさん(仮名)は、語る。

「同時期に開催されるライバル(?)の香港カップのような派手さは無いが、日本の競馬ファンはちゃんと理解してくれており、金鯱賞はホントいい仕事してますネー」

そして、その彼(彼女?)がまた、春競馬に帰って来る!

成長した大阪杯の存在を盤石にする為に、彼はまた仕事をするのだ。大阪杯への優先出走権付託コンビを結成する中山記念(G2)先輩と共に…。

ホープフルステークスって

今回の変更ではこれが一番な~んかイヤ(苦笑)。

現2歳G1競走の歴史的在り様をぶっ壊し、グランプリ有馬記念後に変な2歳G1戦をぶっ込んで来るという暴挙。これは流石にガウガウグルルルイエェーガァー!の気持ちでいっぱいです。

12月の第1週目に2歳女王決定戦「阪神JF」施行、同第2週目に2歳王者決定戦「朝日杯FS」施行、そして新しく昇格させる予定のG1競走「ホープフルステークス」が同4.5週目の平日開催されるとの事ですが、

これって何なん?

しかもホープフルステークスは、「皐月賞(G1)」と同じ舞台の中山芝二千コースで行われ、年明けすぐに同舞台の京成杯(G3)、3月にはもちろん同舞台の弥生賞(G2)というのも、なんともはや…。

同じコースの記憶がダブってしまい、プロフェットとかシャイニングレイとか、重賞勝ち馬という印象が薄過ぎて記憶から漏れそうになる始末でゴメンナサイ。

JRA賞最優秀2歳の行方

朝日杯FSの勝ち馬がJRA賞最優秀2歳牡馬に選出され、阪神JFのJRA賞最優秀2歳牝馬に選出される、という慣例もこれで終了なのでしょうか。

JRAが仰るには、ホープフルステークスは2歳”中距離路線”の頂点を選ぶレース、と言う建前。

どこぞのマラソンのオリンピック選考会のような事態になってしまうんじゃないのかなー、という懸念の声も出てきてもおかしくはないでしょうね。

玉虫色決着として来年から「JRA賞中距離最優秀2歳馬」なんて部門をつくるのも、在りっちゃ~在り?これはこれで注目しておこう。

んー?阪神JFからなら2週間半の間隔があるから、「阪神JF」 → 「ホープフルS」は不可ではないんですよねー。阪神JF惨敗してホープフルSを勝っちゃったりしたらどうなるんだろうか。

歴史的に見れば、昭和59年に「ラジオたんぱ杯3歳(現2歳)牝馬ステークス」の名で創設された若輩競走ごときが、ごときが、

昭和24年に創設された「朝日盃3歳(現2歳)ステークス」「阪神3歳(現2歳)ステークス」の両大先輩競走を差し置いて”二歳ナンバーワン決定戦”を自称するなんざ、てーした度胸だなぁ、おぉぅ!?という感じだろう。

有馬で競馬締め、が!?

JRA最終開催の日曜日に行われる有馬記念終了後の興奮、名馬のラストランをしっかりと目に焼き付け見届けたその余韻を残しながら行われる、

中山最終レース「ハッピーエンドカップ」と阪神最終レース「ファイナルステークス」での、あのなんともいえない風情、哀愁に満ちた雰囲気を感じながら、夕日とお財布を見つめながら感傷に浸るのが良かったのに~。

仕事納めしてる人が多いとはいえ、平日28日開催で、かつ存在意義が分からない、来年のクラシックで何度も目にするであろう出走面子の2歳G1競走後にそんなの感じるわけないじゃないか~。

地方競馬唯一の国際G1競走、東京大賞典(大井)にも売上的に悪い方で影響が出るの必至だし、ちょっとこのJRAのマンモス施策はどうなんだろうねー。

まとめ

ぐちぐちと文句だらけで、大変お見苦しい文章になってしまったとは思いますが、

あくまで私個人の見解です。この変更に大絶賛しておられる競馬ファンの方もいるハズですし、人それぞれ競馬に対しての価値観は違って当然なのですから。

JRAホームページの

より多くのお客様に中央競馬にご参加いただくとともに、スポーツエンターテインメントとしての一層の盛り上がりを図る観点から

という文言通り、”スポーツエンターテインメント”としての競馬のプラスの認知度向上にもっともっと努力し頑張って欲しいですね。

ちなみに我が競馬不毛の地元では年配の方々ほど、健全度でいうとパチンコ>競馬と言う図式が優勢。パチンコは負けても少額、競馬は大金を失うから、だそうだ。

な、なんとかしてよ~JRA~!

本日はここまで。