新潟ローカル開幕!

今週から新潟開催も加わり三場開催が始まります。

名手揃いの中央開催(東京・京都)を離れて、ローカル(新潟)で伸び伸びとハネを伸ばす若手騎手も少なくないのではないでしょか。やっぱし騎乗機会も増えますし、ここで勝ち星を稼いで欲しいですね。

最多勝利新人騎手賞をほぼ手中に収めた感のある新人の木幡巧也騎手も、今週は新潟遠征。土曜日に9鞍、日曜日に11鞍に乗り、更なる勝ち星の量産体制は万全です。

現在JRAでは5勝、話題の新人女性騎手藤田菜七子騎手も、土日で4鞍ずつ計8鞍騎乗の予定。名前の”7”勝を超えて、なんとか二桁勝利を目指して欲しいところ。

さて、本編の府中牝馬Sの出走メンバーを見てみますと、前走の重賞レースで3番人気以内に支持された馬が、6頭もいまして、かつレース内容も手堅く、今走でも人気になりそうな馬ばかり。

なかなか一筋縄では行きそうにないレースになりそうです。

過去レースの傾向

過去10年の同レースの勝ち馬年齢を見ますと、4歳馬が5勝、5歳馬が5勝と、この年齢での馬が拮抗。斤量で見ますと、54キロ組が3勝、55キロ組が7勝という結果に。

府中牝馬Sは、過去1年間にG1勝利で2キロ増、G2勝利で1キロ増、更にG1馬(2歳G1除く)には1キロ増となる別定重賞ですので、

今回のメンバーでは、春に阪神牝馬S(G2)を勝ったスマートレイアーと、G1を3勝しているメイショウマンボが斤量55キロでの出走となっていますね。

あと、単勝4番人気馬がこの10年で5勝している点も見逃せません。上位3番人気以上の馬が1勝しか出来ていないという、波乱続きの重賞ともいえるでしょう。

府中牝馬Sの直前分析表

とりあえず、まずは星獲り表(名前はまだない)をご覧ください。

興味がありましたら、府中牝馬S関連の記事ざっくり血統で傾向分析もどうぞ。

単勝20倍未満の人気馬を基礎データとして、父=種牡馬、BM=母父、二=ニックス(相性)、騎=騎手、調=調教師、牧=生産牧場、主=馬主の、七つの要素を「★☆-△×」の5段階評価で表してみました。

府中牝馬S(G2)・東京芝千八 人馬 陣営
馬名 騎手・年齢 BM 調
1 5 マジックタイム 54 ルメール 37
2 4 シングウィズジョイ 54 田辺裕信 32
3 5 リーサルウェポン 54 内田博幸 46
4 6 メイショウマンボ 55 武幸四郎 37
5 6 カフェブリリアント 54 福永祐一 39
6 6 スマートレイアー 55 武豊 47
7 5 ハピネスダンサー 54 石橋脩 32
8 6 カレンケカリーナ 54 大野拓弥 30
9 4 アスカビレン 54 松田大作 38
10 5 シュンドルボン 54 吉田豊 41
11 7 メイショウスザンナ 54 蛯名正義 47
12 4 シャルール 54 横山典弘 48
13 4 クイーンズリング 54 M.デム 37

※目安としては、「★」勝率18%超「☆」勝率15%以上「-」並・データ不足「△」勝率10%前後「×」持ってない、の五段階評価です 

評価上位馬は?

前述した、このレース星獲り表の上位評価馬は、

★★☆★☆-☆武豊騎手&スマートレイアー☆☆-☆★☆☆横山典騎手&シャルール☆☆-☆-★☆ルメール騎手&マジックタイムという結果となりました。

二年連続二着

デビュー時から評判馬のスマートレイアーですが、見ていて非常に「歯がゆい」馬。

一昨年はディアデラマドレの2着、一昨年は伏兵ノボリディアーナの強襲に合い再び2着と、この府中牝馬Sでは二年連続の2着止まり。

G1競走では、3年前の秋華賞で勝ち馬メイショウマンボの2着が最高で、その後は掲示板に載るのさえ一苦労している様子。

前向き過ぎる性格の所為なのか、基本的には追い込み一辺倒というレーススタイルがそのような戦績に繋がっているのだとは思いますが、G1級の実力は感じさせるのにあと一歩届かない。

ただ、近走はキャリアを積んで気持ちのコントロールが効くようになったのか、先行競馬も出来るようになってきており、本来同馬が持っているポテンシャルを発揮しやすくなってきたのかなー。

それを示した、前走のヴィクトリアマイル(G1)では、ストレイトガールミッキークイーンショウナンパンドラの差し追い込みに屈する4着に終わったが、

前半600メートル33.8秒、同1000メートル57.2秒というかなりの早いペースを先行2,3番手追走の競馬。このようなレースで大崩れせず、それをG1競走の舞台で出来たのは大収穫でした。

今年こそは!という期待を抱きつつ、秋の初戦を迎えます。

じっくりトコトコ仕上げた4歳牝馬

昨年後半から一気に実力を付けてきた印象なのが、G1競走常連のキャロットファーム所有馬シャルールとサンデーレーシング所有馬マジックタイム

シャルールはニ走前、ヴィクトリアマイル(G1)をスマートレイアーと共に果敢な先行競馬したものの、一線級のお姉さま方との戦いで予想以上に消耗してしまい最下位に終わってしまったが、

前走のクイーンS(G3)では、直線で一旦抜け出したものの、マコトプリジャールに差し切られての2着と好走。ヴィクトリアマイル惨敗での精神的、肉体的ダメージを後に引いていない様子。

まだ重賞未勝利の身でありながら、同重賞の舞台である東京芝千八の持ち時計も、斤量込みで考えれば出走メンバー中でトップクラスのタイムを持つ同馬の先は明るそう。

じっくりトコトコ仕上げた5歳牝馬

マジックタイムは芝マイル(千六)戦を中心に使われてきましたが、今回は新馬戦以来となる芝千八戦。最内枠の1番枠を取れたという事で、気持ち前目の競馬をしそうな予感もします。

4月に行われたダービー卿CT(G3)では、軽ハンデの53キロではありますが、その後安田記念を制するロゴタイプに先着し初重賞制覇を果たし、着実に地力を増しています。

気になるのは、牝馬限定戦での勝ち星がない事で、同性同士の戦いだと本気を出せない、気を使い過ぎる面があるのかも。ちなみに8回の同限定戦で、2着が3回、あとは着外という結果。

本気で勝ちに行く走りをさせる事が果たして出来るのかどうか…、名手ルメール騎手の手綱さばきに乞うご期待!

土曜日メインの総括

武豊騎手のスマートレイアールメール騎手が乗るマジックタイム、そしてM.デムーロ騎手のクイーズリングは、ジョッキー人気も相まって能力以上の評価をされそうな気がしてきた。

好走、勝利馬に輝いた馬の多くが、前走がクイーンS(G3)組というデータもあり、ここでのホンメー馬は当然、4歳牝馬シャルール横山典騎手に決定ー!

ヴィクトリアマイルのハイペースを演出した3頭が出走しているという事で、先週の毎日王冠のような遅いペースにはならないハズ。

仮にスローペースになったとしても、自在な競馬が可能な枠順、そしてシャルールであれば、横山典騎手のペース判断による多彩な要求を、いとも簡単に応えられるでしょう。

頼むぜ!シャルール・ノリさん!